MOA美術館 尾形光琳「燕子花と紅白梅」光琳アート−光琳と現代美術−

MOA美術館に尾形光琳300年忌記念特別展「燕子花と紅白梅」光琳アート−光琳と現代美術−を見に行ってきた。
紅白梅図とカキツバタの国宝がいっぺんに見れるんだから行かない手はない。

紅白梅図は、以前にも見に行ったことがあったが、カキツバタは初めて。

展示室に入ると正面にカキツバタ。ハッと見とれる。振り返ると紅白梅図。

人盛りは、紅白梅図が多い。
紅白梅図は、意匠化された川と対照的に両岸の梅が細かく表現されていて見ていて飽きない。一方、カキツバタは、平面的に塗られた葉と鮮やかに描かれた花の重なり、繋がりが見る人をとらえるが、細かな部分を観賞する作品じゃないので人盛りでは負けたかな。

カキツバタは、アンディ・ウォーホールポップアートの感覚に通じるものがあるように感じる。紅白梅図の意匠化された川にも現在に通じるものがある。

展示は、光琳だけでなく、影響を受けた現在の作家の作品も多く展示されていた。なかでも、鈴鹿哲生さんの大作は、銀とモノクロで表現され、デジタル的な表現を含む風景は、広がりと奥行きを感じさせます。
 他にも女子高生をモチーフにしたものもあり、リアルタイムのアートを味わえました。