Omar & The Howlers 2003 - Boogie Man

45歳以上のロック愛好者の皆さん、このおじさんは、よいです!!

01 Boogie Man https://www.youtube.com/watch?v=i5_SewpqvSA
 [試聴]
02 Bamboozled https://www.youtube.com/watch?v=Kpp5zeUgyhY
03 Stone Cold Blues [試聴]
04 White Crosses https://www.youtube.com/watch?v=7NY97VNPc8s
05 Drowning in Love [試聴]
06 Shakin' [試聴]
07 Right There in the Rain [試聴]
08 Bad in a Good Way [試聴]
09 That's Just My Life [試聴]
10 Mississippi Mud https://www.youtube.com/watch?v=_oK507sqBes
11 All the Love We Can Stand [試聴]

 オマー&ザ・ハウラーズ(Omar & The Howlers)。5月15日のブログにも書きましたが、オマー・ケント・ダイクス(Omar Kent Dykes1950年生)をリーダーとするアメリカのロックバンドです。
 彼らが、2003年に出したアルバムが、この「Boogie Man」です。53才になったオマーが、目新しいことはせず、これまで、自分のやってきた音楽をまとめたような丁寧なつくり。

 ロックは、ポピュラーミュージックのなかに、あまりにも拡がってしまい、ロックンロールがロックになっていった当時を知る最後の年代にあたる自分には、ロックの託した思いを、現在の音楽に感じにくくなっています。
 ディランやザ・バンドニール・ヤングやクラプトン。彼らに連れられて、80年代半ばまで、洋楽を聴いていました。音楽とも少し離れていましたが、ゆったりと、ジャズでも聴こうと思って、ネットラジオを録音していた時に、見つけたのが、このバンド。
 久しぶりに、音楽を聞いて、「血が騒ぐ」気分を味わっています。

 ギターの低音のシンプルなリフから始まる 01 Boogie Man このリフのかっこよさで、スウィッチが入ります。リフにオマーのしゃがれ声が乗り、2連からボトルネックギターが入り、間奏でのギターとオマーの掛け合い、堪能しているうちに終わる1曲目。
 こちら方がブギウギっぽい 02 Bamboozled 2本のギターが跳ねるようなからみのノリノリ演奏もGood。
 03 Stone Cold Blues 砕けるようなギターのリフにのって語られるブルース。速弾きだけがギターの醍醐味じゃないと分かります。

 04 White Crosses なにか、社会問題を扱っているらしいが、歌詞が出てこないので不明です。マイナーで擦りつけるようなギターが、咽びを聴かせます。この曲では、オマーは、歌詞を聞かせるためにしゃがれ声を封印しています。
 05 Drowning in Love ブルースロックの一つの完成形。ひたりながら聞けます。
 06 Shakin' 私も敬愛する、ボ・ディドリー(Bo Diddley https://www.youtube.com/watch?v=yeZHB3ozglQ)の「ジャングルビート」にのせて、歌い、弾きまくります。(ヘーィ、ボ・ディドリー! ドッ・ドッ・ド ドンドン)

 07 Right There in the Rain ストーンズタンブリング・ダイス(The Rolling Stones - Tumbling Dice https://www.youtube.com/watch?v=6U8JlcB_BzA)を一瞬思わせるイントロからご機嫌なロック(歌謡)に突撃。
 08 Bad in a Good Way オマーさん、ジャングルビート好きなのね。アレンジが素晴らしい。
 09 That's Just My Life これも、王道ロック。ギター、ベースで造った絡み合う音の壁に、ドラムでビシバシとカツとカツを入れ、「That's Just My Life」と歌ったあと、1分半ギター弾きまくって、終了。(拍手!)

 10 Mississippi Mud 「俺は、ミシシッピの泥んこに戻ってきた。」と歌うこの曲。1928年に作られた有名な同名の曲がある。
Ray Charlesのバージョンを聞いてみたが、「暗くなったからミシシッピの川辺で歌おうよ」くらいのノリに仕上がっていた。歌詞を見ると、もっと、時代を反映しているようなんだけど、どう解釈していいかわからない。(語学力に問題があるので…)
 オマーのは、別のオマーのオリジナル。緊張感あるアレンジで、よい出来。
最後は、一番ブルースっぽい曲。11 All the Love We Can Stand で終わります。

 このあと、オマーは、ライブ盤を1枚出して、ハウラーズと離れ、ソロ活動を行っていきます。